子供向け英語Youtube:フォニックス(phonics)とは。お金をかけないで学ぼう

英語を学習し始めると耳に入ってくる用語フォニックス(phonics)。本記事では、フォニックスとは何か、また、フォニックスの学び方のステップを記載していきます。お金をかけずおうちで楽しく勉強できるよう、利用するのは無料のYoutube動画(主に子供向け)やワークシートがメインになります。
筆者が独学で学んだことや、英語サイトを中心にフォニックスについて調べた内容をまとめていきます(私は大昔ですが短期間留学経験あり・・・といってもTOEIC855点とビミョーな感じです🤣)。
細かいことですが、フォニックスは同じ英語でも、国によってまたプログラムによって違いがあるようです。あまり細かいことにこだわらず、英語学習の一つの手段として楽しく学びたいですね。

用語の違いをはっきりさせたいとか、カテゴライズをしっかりしたいという方向へ意識が行ってしまうと英語学習からそれていくので、細かいことにはこだわらない方が良いと思います。
フォニックスとは
フォニックス(Phonics)とは、音と綴りのルールです。英語を読むための学習手段の一つで、アルファベットの綴りと読み方の紐付けを学ぶものです。音素(Phonemes,フォニームス)とそれを表す書記素(Graphemes,グラフィームス)を関連付け、読むことを子供に教える一つの手法です。
フォニックスは読み方の学習方法というだけでなく、書き方の学習にも効果があり、今日のイギリスの小学校(1,2年生)でも採用されています。
語弊を恐れずフォニックスを簡単にカタカナで説明すると、
同じ「a」なのに、
「make(メイク)」は「エイ」と読む(「マケ」と読まずに)
それなのに
「fat(ファット)」は「ア」と読む(「フェイト」と読まずに)
こういったルール集です。

日本で言うところの漢字の読み方や書き方の授業のようなものでしょうか
フォニックスで英語が話せるようになる?
フォニックスを覚えただけでは、英語が話せるようにはなりません。音と綴りの関係を覚えることが主眼ですし、どちらかというと「読むため」「書くため」にフォニックスが必要になってきます。
恐らく、中高の英語をある程度こなすと、フォニックスはいつの間にか身についていくものです。それを体系的なルールとしてまとめたものがフォニックスという感じです。
また、フォニックスを学ぶ上で重要になるのが、フォニックスのルールに当てはまらない例外もたくさんあるということです。
ルールに当てはまらない読み方は Sight Word(サイトワード)と言い、読み方を覚えなければなりません。
↓Sight Words の例です。
ですので、フォニックスはルールではなく、ただのガイドラインだとする英会話講師もいます。
そういった意味からいっても、フォニックスを覚えただけで英語が話せるようにはなりません。
↓私の好きな英会話のチャンネルです。
上記のビデオは長母音と短母音の読み方をどう使い分けるかについてのガイドライン(フォニックスで言う所のサイレントe、マジックe)を解説しています。例えば、Aを「エイ」と読むか「エ」と読むか。
でも、ただのガイドラインで例外がたくさんあるよ、としています。
フォニックスで習得できること
では、フォニックスはわざわざ学ばなくても良いのでしょうか?
私の体験上、フォニックスを学ぶ過程を通じ、発音が向上したと思っています。
フォニックスの章立てに従うと、効率良く英語の【音】を習得することができます(副次的に、綴りも覚えることができます)。
しかも、留学前、日本にいながらにして独学で勉強できました。

ネイティブの子供たちが小学校低学年で学ぶ内容がフォニックスです。お金をかけずにYoutube等で楽しく独学できるので、流し見、流し聞きするだけでも効果はあるのではないでしょうか。
発音について
フォニックスでは発音そのものは扱いません。非ネイティブには難しい発音の方法は、並行して学ぶ必要があります。具体的には、唇、舌、歯、音をどこで作るかということです。
後述の用語集で詳しく見ますが、英語の音素は約44あり、子音と母音に分けられます。
英語の音素一覧
上の表にある音を一つ一つ、発音の仕方を学習していくわけですが、注意すると良い点です。
- 子音では、無声と有声の違いに注意する(後で紹介する動画にて説明あり)
- p-b、t-d、f-v、s-z、c-g などはペアで学ぶと良い。無声か有声かの違いがあるペア。
- 子音を発音する時に母音を発声しないように注意する(後で紹介する動画にて説明あり)。p は「pu」ではなく「p」。
- m、n、ng は鼻音である点を意識する。
- アルファベットには、文字の名前と、その文字が表す音と2つの異なる概念がある(また後で紹介します)。
発音に関する動画
ここで紹介する発音に関する動画は(どちらかというと)大人向けの動画になります。Youtubeの設定ボタンから英語字幕が表示できます。
▼English Pronunciation Training | Improve Your Accent & Speak Clearly
上の動画のようにIPA(国際音声記号:International Phonetic Alphabet)を利用して発音を説明する方法と、IPAを使わない動画や教材もあります。↓下記動画はIPAを使っていません。
少しややこしいですが、あまり細かいことには拘らず、英語の音の出し方を身につけると良いでしょう。
サマー先生と英会話 ! 【プライムイングリッシュ】チャネルには、日本語で解説してくれる分かりやすい動画がたくさんあります。
▼日本語にない6つの英語の母音!《サマー先生の英語発音講座#31》
▼超わかりやすいLとRの発音の仕方!《サマー先生の英語発音講座#6》
▼VとBの発音は全く違う!重要発音を解説《サマー先生の英語講座#32》
▼「Th」の発音の完全版!ちょっとしたコツでマスターできます!《サマー先生の英語発音講座#22》
参考:私が利用した参考資料
かなり大昔に私が発音を勉強した時に利用した参考書やDVDを紹介しますね。
当時、たしか『スーパー・アンカー英和辞典』だったと思いますが、辞典巻末の発音の章を読み、付録CDを何回も聞いて口の形を作って繰り返し練習しました。
また、以下のDVD『UDA式 30音トレーニング 発音とリスニング』も私としては非常に役立ちましたが、今はもっと良い教材が出ているかもしれませんね。
Amazonで「発音」で検索すれば、たくさん書籍やDVDなどが出てきますね。上で紹介した動画以外にもYoutubeなどでは無料で学習することができますので、活用したいですね。
↓うちの息子も0歳から聞きました。良い内容です♪
フォニックス用語集

2021.01.15
フォニックス学習ステップ
記事化予定。
さいごに
この記事ではフォニックスについて紹介してみました。
今、息子は小2。これまで積極的に英語を学習することはありませんでしたが、最近、フォニックスの子供向け動画を一緒に見始めています。私自身の学び直しにもなり、楽しく学習できています。

2019.07.29

2020.12.13

2019.07.25
参考URL
- https://www.theschoolrun.com/phonics-teaching-step-by-step
- https://www.literacyideas.com/how-to-teach-phonics
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