論理的思考力・考える力を育てる『強育パズル たし算パズル 初級編』のレビュー口コミ!

本記事は、『強育パズル18 たし算パズル 初級編 【小学校全学年用 算数】 (考える力を育てる)』のレビュー・口コミであるとともに、
息子、よく頑張った!(笑)
の記事でもあります😆
こちらの記事に書いた「天才ドリル」シリーズに「強育パズル」というものがありまして。

2021.03.06
すっかりこのシリーズの虜になってしまいました。
「おうちの方へ」で紹介されているスタンスは、「口出しせずに、じっと見守ってあげてください」というもの。
- 算数は試行錯誤するから楽しい!
- 解き方や答えを教えてはいけない
- ハラハラしながら黙って見守る
- きちんと取り組んでいれば答え合わせは不要。
- 勝手にやらせているだけで、どんどん頭がよくなっていきます(解けても解けなくても)

私はなかなかできませんが、こういうことを促してくれる問題集ってレアなのでは。
たし算パズルとは
たし算パズル(たて、よこにたす!)の威力
このパズルで養われるのはたし算の力だけではなく、組み合わせを見抜く力です。ルールの「ひとつづきのマスの中に同じ数を入れてはいけません。」にひっかかりを感じるかも知れませんが、このルールがないと答えが1通りに絞れないので、パズルになりません。
初めのうちはいろいろな計算を何度もやるはめになりますが、慣れてくると、見ただけで組み合わせが浮かび、計算しなくても数字を入れられるようになります。組み合わせの感覚を養うのに適したパズルです。
出典:Amazon

組み合わせパズルで有名な「数独」はたし算など計算は行ないませんが、このパズルは簡単なたし算もする必要があるので、小学生の、特に低学年には良いパズルではないでしょうか。
たし算自体は1年生でも解ける2桁のたし算になります。

2020.12.13
たし算パズル 例題
お子さんがパズルを解く前に、ルールの理解をする必要があります。
例題、例題の解答だけでなく、例題の解き方も最初によく読むように促されていました。
(解き方を自力で考え出すのは、低学年の場合はかなり難しいと思います)
算数は試行錯誤するから楽しい!「楽しくなければ算数じゃない!」
たし算パズルのルール

(1)正方形のマスの中に1~9の数字をいれます。
(2)→または↓からつづくマスの数の和が、→または↓の上またはとなりの数字と等しくなるようにします。
(3)ひとつづきのマスの中に同じ数を入れてはいけません。たとえば、「7→、ア、イ、ウ」とあれば、ア、イ、ウの和は7ですが、この組み合わせは{1,2,4}だけです。{1,1,5}{2,2,3}{1,3,3}は同じ数が入っているので、ルールに反します。
出典:Amazon
例題の解き方

和の組み合わせが1通りしかないところからうめていきます。まず、Bの7に着目します。イ、オ、クの和は7で、この組み合わせは{1,2,4}だけです。Fの12より、キ、クの和は12なので、ルール(1)により、クには1,2を入れることはできません。このことから、ク=4、キ=8がわかります。次に、Dの6に着目します。ア、イ、ウの和が6で、この組み合わせは{1,2,3}だけです。Cの6より、ウ=3とすると、カ=3となり、ルール(3)に反します。Bの7より、イは1か2なので、ア、イ、ウのうち、3が入るのはアだけだということがわかります。Aの12より、ア、エ、キの和は12で、ア=3、キ=8なので、エ=1になります。すると、ルール(3)より、イ、オのうち、1が入るのはイで、オ=2になります。Dの6より、、ウ=2、Cの6より、カ=4であることがわかります。
出典:Amazon
解法のポイント

組み合わせで考え、計算はしない。
強育パズル たし算パズル 初級編には、難易度★から★★★まで収録されています。
出典:Amazon
難易度★ ルールが理解できれば、かんたんかんたん。
難易度★★ 着眼点をあやまらなければ、これもかんたん。
難易度★★★ ちょっとねばると、なんとかなるかも?
『強育パズル たし算パズル 初級編』目次
目次は以下の通り:
- おうちの方へ
- 本書の使い方
- 例題
- レベル1 ・・・ 25問
- レベル2 ・・・ 23問
- レベル3 ・・・ 2問
- 解答 ★解説や解き方の説明はありません。
息子の軌跡
まず、息子は私から「例題の解き方」を教わるのを完全拒否!
意味分からん。
なぜ。
少なくとも、ルールはなんとか理解したのですが・・・
彼は、論理的に数字を決定していく考え方を一切理解せず、「当てずっぽうで解く」というスタンスでドリルを進めていくことになりました。
始めたのは、小1の12月。
なかなか進まず、小2になってコロナで一斉休校となるまでほとんど手つかずでしたし、私も半ば諦めていました。
レベル1 問題1
はじめて解いた時は小1でした。

親子で競争
なかなか取り組まない息子に、親子で競争することでなんとか継続することができました。
コピー機で問題を印刷し、息子と私でどちらが早く解けるか競争しました。
・・・
当てずっぽうなのに、なぜか息子の方が早く解けることが多くて・・・
私に勝てると調子にのって次も解きたがる。(まだまだカワイイですね)
私に負けると不貞腐れてちょっと大変😅
レベル1 問題21
この頃もまだ「当てずっぽう」。

しかし、解けたことが嬉しかったらしく、「ポウ~~~~」という謎の雄叫びが書かれています(笑)
レベル2 問題28
この問題もまだ「当てずっぽう」。
「当てずっぽうじゃ限界がくるよ」と話していたのですが、解けてしまった・・・

めちゃ字が汚いですが、
「よ!!!!あてずっぽう王」とか
「あてずっぽうのかみ!!!!!!」とか書かれていますね🤣
やっとつまずいた
やっと、当てずっぽうで解けない問題にぶち当たりまして。

やっと限界に達し、「例題の解き方」の説明を私から聞く気になったのでした。(ほんと疲れる)
ここでやっと「例題の解き方」を説明することができた

既に紹介したこちらの写真ですが、やっとこの内容を説明できたのでした。
なかなか私の話を聞くのが大変なようでしたが、なんとか聞ききって理解した模様。
その後、簡単な問題をいくつか振り返り、「当てずっぽう」ではなく「論理的にこの数字しかありえない」という考え方で問題をいくつか解き直しました。
最終問題:レベル3 問題50

最後の問題。
なんと、圧倒的に私より早く解けました。

なんと。
多分、大半は当てずっぽうなんだと思います。
私は当てずっぽうなんて全然できず、一つ一つ組み合わせを考えていくタイプ。めちゃ時間かかったわ😥
当てずっぽうであっても、息子にとっては、自信を積み上げる経験になったように思います。
『強育パズル たし算パズル 初級編』レビュー・口コミ
私なりのレビューを記載させて頂きます:
たし算を行ないながら論理的思考を学ぶことができる。
簡単な問題からどんどん難しくなっていく度合いがちょうどよかった。
スモールステップでチャレンジしていけるため取り組みやすい。
解けなくても挑むだけでOKと思えた問題集なのが良かった。
なぜか同じ問題が2つ載っており、この価格でこの問題数はコスパが悪いかもしれない。
さいごに
正直、息子がこの問題集を最後まで解ける日がくるとは思っていませんでした。
なので、最後まで解ききる日がやってきて、しかも小2の間にやり遂げることができたので、本当に嬉しかったです。
きっと息子の中でも少なからず自信に繋がったと思います。
簡単なたし算を少ししながら、考える力(論理的思考力)を身に着けたい方におすすめのドリル*です。
小1から取り組めると思います。
このドリルには中級編があります。
息子本人は中級編もやりたいようですが、今は同シリーズの別な問題集を行っています。
今取り組んでいるドリル
こうやってみると冊数が多いように感じますが、分数以外の2つのドリルは私と競争しながらで、本人はほとんどノーストレスで楽しんで行っています😊😊😊(1年前を思うと奇跡だ)
よろしければ、関連記事もお読み下さい。

2021.03.06
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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