『天才ドリル 線対称』レビュー・口コミ!三歳児健診の積み木でつまずいた発達凸凹息子の努力を見よ!

本記事は、『天才ドリル 平面図形が得意になる点描写 線対称』のレビュー・口コミであるとともに、
息子、よく頑張った!(笑)
の記事でもあります😆
発達凸凹の息子は線対称が苦手
発達凸凹の息子、三歳児健診の積み木を真似して積むことができませんでした。
大人が書いてみせた三角形を真似して描くことができませんでした(幼稚園の頃)。
療育にて、先生がその場で作ったポーズを真似できませんでした。
小1の時、幼稚園児が喜んでやるような「グリッド点つなぎ」ができませんでした😂

2019.11.13
何かを見てパッと真似ることが苦手な息子。
たまたまAmazonで知った『天才ドリル 平面図形 線対称』を小1の夏休みに購入しました。
まずは『天才ドリル 平面図形 線対称』の内容紹介から。
線対称の例題


- 支点・終点と各頂点は、必ず地の点(ドット)の上を通りましょう。
- 定規は使わず、まっすぐな線を引きましょう。
天才ドリル 点描写・線対称 目次
目次は以下の通り:
- おうちの方へ
- 本書の使い方
- 例題
- 初級編 ・・・ 24問
- 中級編 ・・・ 10問
- 上級編 ・・・ 9問
- 天才編 ・・・ 10問
- 解答編
「おうちの方へ」より
「点描写」とは、基本的には、格子状の点と点を結んで、手本と同じように図を描くことです。点と点を結ぶ作業は運筆の練習になるほか、図の位置や形を一時的に記憶することで、短期記憶の訓練にもなります。また、集中して取り組むことで、単純な計算ミスや書き写しのミスを減らせる効果もあります。
『天才ドリル 平面図形 線対称』「おうちの方へ」より

運筆の練習&短期記憶の訓練!
嬉しい。
本書は、「平面図形」の点描写を通じて、図形のセンスを磨くためのものだそうです。
「線対称・点対称」は、図形問題全体に対する基礎力を養うのに格好の題材です。線対称は、鏡やガラスなど、身近なものを使えば、比較的簡単にイメージすることができますが、点描写することによって、左右が対称であるという線対称の意味と感覚を身につけることができます。
また、特に訓練をしない限り、図形を正確に描くことは難しいものです。
そのため本書は、線対称の図形を繰り返し描くことで、細かな違いに目をやることができるようになり、正確な図形が描けるようになることを目的としてつくりました。
もちろん、難しい線対称の感覚も十分に養えます。
『天才ドリル 平面図形 線対称』「おうちの方へ」より

息子に関しては、図形のセンスを磨くことは目的にしませんでした。
汚い線でもいいから、線対称の概念を理解し、何度イヤになって諦めてもいいから自分のチカラで最後まで点描写を描ききることを目標にしました。
天才編は中学入試レベルの問題
天才編では、なんと、中学入試レベルの難しい問題が登場!
(後述に例題を載せておきますね)
いきなりすぎて親もビックリするレベル。
線対称をひたすら描くような問題とは若干趣が異なる問題が、唐突に出題される印象です。
「おうちの方へ」によると、
お子さんが5年生以下でしたら、今の段階では解けなくてもかまいません。
まさに、できたら天才・・・しかし、そのような高度な問題も、一部の中学入試問題では出題されているのが現実です。わからなければ、実際にお手元の鏡を使ったりして、実際にイメージを持たせてあげてください。
『天才ドリル 平面図形 線対称』「おうちの方へ」より

うちはここの問題は飛ばすかな^^
初級編
初級編が一番大変でした。
何度も勧める私。
とにかくやりたくない息子。
少しでも分からないと「ヤダ!」とへそを曲げて一切やろうとしなくなります。
そのまま放置することもあれば、なんとかおだててヤル気にさせることも。
恐らく、平均すると1ヶ月に1問程度の進度で、忘れた頃に「コレやってみよう」と誘う感じでした。
本書に載っている使い方とは異なるかもしれませんが、うちの場合は、
- 汚い線でも、指摘しない(話題にすらしない)。
- 少しでも綺麗な線になったら褒める。
- 取り組んだことを褒める。よくできたと花丸。
- 最初はやり方が分からな過ぎて嫌がっていたように見えたので、ある程度やり方を教えた(相対の位置にある頂点の見つけ方)←教え込まないよう書籍には指導されているのだが

と書くとめちゃいいお母さんになっちゃいますが、よく怒ってました🤢
反省。怒ってもいいことない!!
初級3

小1の夏でこの三角に手こずってました💦
「天才ドリル」シリーズでは、あまり親が教え込まないようにと指導されているのですが、私が教えた跡が見て取れますね😅
初級10

これもかなり厳しかったです。
よく頑張ったよ^^
初級15

なんどもやり直した跡が。
よく頑張りました。
初級16

三角形すら難しい。
初級18

ここもかなり苦しみながら解いていたなぁ。
初級20

息子も解けたのが嬉しかったようで、「いっぱいの!!!!!いえい!!!!!」とあります。
中級編
はっきり覚えてませんが、中級は2年生に上がってから取り組んだのではないでしょうか。
恐らく、コロナで一斉休校の時に本格的に取り組み始めたように思います。
中級2

これね、できてません💦
一箇所間違ってます。
でも「できない~、難しい~」とわめきながらもここまでやり切ったので良しとしてます。
とはいえ、マルはつけてない所が我ながら鬼婆?(笑)
中級4

丸つけた後に息子が自分で目を描いたり髪を描いたり。
楽しくなってきたようです。
中級5

ココが最大の分岐点だったかもしれません。
すごく難しかったらしい。
実は、私もこれちゃんとチェックしてません。
でも、大大大はなまる!!!!
この問題を過ぎたあたりから息子覚醒!?
比較的、ラクに進められるように。
私も一緒に解くように
とはいえ、自ら進んで問題を解くという姿勢にはならないのですよね。
なんとか楽しく取り組めないかと、結局この辺りから私も一緒に解くようにしました(コピー機で問題を印刷して)。
しかし、私のほうが先にできると途端にヤル気を失うので、わざと遅く解いてみたり・・・
(ここら辺はまだまだ課題ですね)
上級編
上級5

これはつい最近やったもの。
線がだいぶ綺麗になってきました。
上級6

絵が浮かび上がる方が楽しいようです。

最近では、2人で競争しても息子の方が早く終わります。
上級編は10まであります。
最後はかなり複雑ですが、きっと小2の間に終わらせられるでしょう。
天才編

天才編は解かないかもしれませんが、もったいないので5年生まで寝かせてみます。
息子、ヤル気を出すかな?
天才1

マジであたいコレよく分からないです🤣
解答(説明がない!)を見ても「はて。」という感じで💦
夫は、少なくとも私よりは、なんとなくポイントを分かったようなので、もし息子に解説する必要が出たら、夫に頼みます。
天才ドリル 線対称レビュー・口コミ
私なりのレビューを記載させて頂きます:
図形が苦手な子にとっては、良い教材だった。
少しずつ難しくなっていく点が良かった。
スモールステップでチャレンジしていけるため取り組みやすい。
絵が浮かび上がるのも楽しく進められた。
対象が「小学校全学年用」となっている点も有り難かった。
気長に進めることができた。小1で買って、6年間かけて解けばいいやと思えることは大きかった。
図形が得意な子には不要な問題集。
できる子にとっては、あっという間に解き切ってしまう。
この価格でこの問題数はコスパが悪いかもしれない。
「天才編」の問題が難しすぎる。
「天才編」は線対称の延長だけでは解けないように感じる。必要な能力が異なる。別問題にすべきでは。コスパが悪い点を考慮して「天才編」を付けたように感じる。
「天才編」の解答はあるが解説がないので不親切に感じた。
補助線的なヒントはあるのだが、それだけでは(私のような親には)不足。
総評
図形が苦手な子、息子のような特性や困難さがある子には良い教材だとオススメしたいです。
漢字の書き取りなどが苦手な子にも良い練習になるのではないでしょうか。
図形が得意な子にとっては、不要だろうしコスパも悪いと感じました。
図形が得意な子には、さらに難易度が高い、
『天才ドリル 平面図形 点対称』
『天才ドリル 立体図形 神童レベル』
があるので、そちらにチャレンジした方が良いでしょう。

息子の取り組みについて
息子は本当によく頑張りました。
同じシリーズの『強育パズル18 たし算パズル 初級編 【小学校全学年用 算数】』も同時にすすめていたのですが、こちらも本当に嫌がって・・・(別途、レビューを書けたらと思います)。
でも、今では取り組めるようになってきました。
「できなくてもいいんだよ。うんうん考えると、頭がよくなるよ~」と言って気持ちを持っていきました。


2019.12.07
「できないっ!ヤダっ!」となったら、数日・数週間・数ヶ月置き、小学校6年間でこの問題集を終わらせれば良い、というスタンスで私が臨めたことが、親としては大きかったと思います。
蓋を開けてみれば、小2の間に終わらせられそうです。
今は、親がほんの少し難しいスモールステップを用意して、気持ちを作っておだてて💦取り組めるようにしています。
うちの子の適齢期がいつかは分かりませんが、いつかは自分自身でこういうこともできるようになって欲しいなぁと思います。
それは「問題を解けるようになって欲しい」ということだけではなく、どんな物事にもすぐに諦めない、できないことや失敗を恥ずかしがらない、完璧主義にならないという姿勢を身につけて欲しいということです。
難しいことをすぐに諦めず、うんうん唸って楽しめるように少しずつ育って欲しいです。
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