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書籍『発達障害の子の「会話力」を楽しく育てる本』で会話力を育てたい!

9月 13, 2019

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近所にできたオシャレ書店(カフェと一緒になってる所)に、おお!と思う本が置いてあった。

『発達障害の子の「会話力」を楽しく育てる本』

『発達障害の子の「会話力」を楽しく育てる本』

監修された方は藤野博さん。『発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本』の監修もされている。レジリエンスを既に読んでおり、個人的にはとても気づきが多かったので、今回も期待して購入した。

話がかみ合わないのはなぜ?
「うまく話す」ことよりも「楽しく話す」ことを目標に

発達障害の子は、ほかの多くの子とは異なるユニークなコミュニケーション・スタイルをもっています。それが会話のすれ違いにつながり、悩みのもとにもなっています。一般的にイメージされる「会話力」は、雑談や交渉などをうまくおこなう総合的な力を指しますが発達障害の子に必要な「会話力」は、
子どもの個性的な話し方や聞き方をベースに、日常生活に必要な会話をおこなう力です。

発達障害の子の
個性的な「会話力」を育てるためには、その子が会話に自信をもち、会話を楽しめるように、環境を整えることが有効です。話しやすい相手や場面であれば、自信をもって話し、会話を楽しむことができます。会話力の成長には、話し方のテクニック以上に子どもがそうして会話を楽しむ経験や「話したい」という気持ちが重要です。

本書では、発達科学の知見に基づいた「会話を支える力」を解説、楽しみながら会話力を伸ばしていくために役立つさまざまな支援法を紹介します。

発達障害の子は会話のどの部分が苦手なのか、ASD、ADHD、LDのそれぞれの特性とともに、話がすれ違う背景をくわしく説明しているので子どもに合ったサポートのしかたがみえてきます。さらに療育の現場で実践している支援法から、「会話力」の成長に役立つ内容を厳選して紹介、ご家庭でも活用できる内容です。

講談社の内容紹介より(太字は当サイトにて)

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目次

まえがき
実感しよう!発達障害の子の感じ方・考え方
①発達障害の子には世界がどうみえているか
②発達障害の子は、学校をどんなところだと考えるのか

1 会話がすれ違ってしまう子どもたち
ストーリー:子どもが小学校で、友達との会話に苦労していた
発達障害の子の「会話力」:ユニークなスタイルで育っていくもの
発達障害の子の「会話力」:会話を楽しめるようになることが重要
ASDの場合:一見、会話になっているようで、話がすれ違う
ASDの場合:「心の理論」など3つの認知機能が育ちにくい
2ページでわかる:ASDの理解に欠かせない「心の理論」課題とは
やってみよう!:1枚のカードでできる「視点のち外」実感テスト
ADHDの場合:気が散りやすく、話を最後まで聞くのが苦手
LDのの場合:言葉の発達の遅れによって、会話が苦手になる子も
コラム:知的障害がある場合には対応が異なる

2 話がかみ合わないわけを理解しよう
ストーリー:子どもの話し方の特徴が、少しずつみえてきた
2ページでわかる:発達障害の子は会話のどの部分が苦手なのか
背景①「話し方」の違い:ASDの子が苦手なのは「応答」と「フォロー」
背景②「話し方」の違い:ADHDの子は「修復」、LDの子は「継続」が苦手
背景③「説明力」の違い: 説明するときに話が曖昧でわかりにくくなる
背景④「解像度」の違い: 会話で注目するポイントが、多くの子とは違う
背景⑤「語用論」の違い: 相手の意図よりも、言葉尻に意識をとらわれやすい
背景⑥「協調性」の違い: 住所を聞かれると、いつでも詳細に答えてしまう
背景⑦「丁寧さ」の違い: 敬語や「タメ口」が、なかなか使いこなせない
コラム:ユニークな脳から独特の発想が出ている

3 子どもに合った「会話力」の基本的な育て方
ストーリー:生活のなかで家族が接し方を見直していった
「会話力」の基本的な育て方①:まわりの人が「子どもとの会話」を楽しむ
ASDの場合:趣味の話をベースにして会話を広げる
ADHDの場合:大事な話は前置きなしで最初に
LDの場合:ゆっくりとシンプルに会話をする
「会話力」の基本的な育て方②:「話の流れ」を説明して、全体的な見通しを示す
「会話力」の基本的な育て方③:文字や写真を使って「話のポイント」を整理する
「会話力」の基本的な育て方④:4分割表を使って「子どもの気持ち」を書き出す
「会話力」の基本的な育て方⑤:家族以外の人と「趣味の話」ができるようにする
コラム:親の会や当事者の会もよい経験に

4 「療育」の活用で「会話力をさらに伸ばす
ストーリー:情報の読み取り方を教えると、会話がさらにスムーズに
療育の基本:一見、会話と関係なさそうなことが役に立つ
療育の基本:子どもがモチベーションをもてる内容に
構造化:会話に役立つ情報を箇条書きにして示す
構造化:声の大きさなどを5段階に分けて説明する
構造化:絵カードなどを使って、相談力アップ
作文・説明の支援:言いたいことの整理に写真が使える
作文・説明の支援:「穴埋め式」の質問で子どもの考えを聞く
作文・説明の支援:「人を傷つける表現」などを視覚的に教える
心の読みとり支援:話し相手への気づかいを育てるための第一歩
心の読みとり支援:「すいか割り」で、心を読みとる力が伸びる
対人スキルの支援:指導や説教はせず、発言や気持ちを確認する
対人スキルの支援:遊びのルール確認で、会話のトラブルを防ぐ
対人スキルの支援:困ったときに「人を頼るコツ」を教えておく
やってみよう!:会話をはずませるテクニックを使ってみる
コラム:子どもたちがのびのびと発言できる「TRPG」

「心の理論」課題について

ASDの理解に欠かせないものとして、「心の理論」課題をあげている。

心の理論とは

信念や意図など、他者の心の状態を認知する機能。Theory of Mind の日本語訳。コミュニケーションに重要な役割を果たす。多くの研究者がこの理論の発達度を調べる課題を開発している。以下のような課題がある。

課題の例:

  • サリーとアン課題
  • スマーティー課題
  • ジョンとメアリー課題
  • ストレンジ・ストーリーズ「罪のない嘘」課題
  • 妨害と欺き(あざむき)課題

 

私、「サリーとアン」しか知らなかったのですが、これだけたくさんあるんですね。

 

サリーとアン課題(Wikipediaから引用)

  1. サリーとアンが、部屋で一緒に遊んでいる。
  2. サリーはボールを、かごの中に入れて部屋を出て行く。
  3. サリーがいない間に、アンがボールを別の箱の中に移す。
  4. サリーが部屋に戻ってくる。

上記の場面を被験者に示し、「サリーはボールを取り出そうと、最初にどこを探すか?」と被験者に質問する。正解は「かごの中」だが、心の理論の発達が遅れている場合は、「箱」と答える。

多くの場合、4 – 5歳程度になると、誤信念課題に正解できるようになるが、心の理論の発達が遅れていると、他者が自分とは違う見解を持っていることを想像するのが難しいために、自分が知っている事実をそのまま答えてしまう。

引用: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E7%90%86%E8%AB%96

心の理論の発達と自閉症 (Wikipediaから引用)

(省略)「心の理論」の出現時期をおよそ4歳頃であると推測している。ただしこれには、幼児の論理的思考力の発達時期と一致しているだけなのではないかという批判も存在する。また、健常児が4歳ごろから解決可能になる誤信念課題を自閉症児がなかなか通過できないことで知られている。この結果に基づき、自閉症の中核的障害が「心の理論」の欠如にあるという考え方が提案されている。ただし、すべての自閉症児が誤信念課題に失敗するわけではなく,通過する自閉症児も一定の割合でいること、そしてこのような実験が言語による教示を解するいわゆる「高機能」の自閉症児に対して行われてきたことなど、「心の理論欠如仮説」に反する証拠も存在する。

引用: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E7%90%86%E8%AB%96

うちの子とサリーとアン課題

テレビ番組でたまたまやっていて、子どもも一緒に見ていて質問した記憶が。3歳くらいの頃。解けなかった。。。ような気が。。。間違えて答えたのか、「分からない」と答えたのか・・・すみません、記憶があやふや(汗)

3歳くらいだからできなくてもあまり気にならなかった、今度やってみようかな。

WISCの検査項目にあるのだろうか。立ち会わなかったから分からない。

書籍感想

冒頭 感想

面白いなと思ったのが、書籍冒頭の「 ①発達障害の子には世界がどうみえているか」と「②発達障害の子は、学校をどんなところだと考えるのか 」。

①は一枚の写真があって、それを数秒間眺めた後、本閉じて写真を思い浮かべながらそのイメージを紙に描いてみる。親子でやって感じ方がどう違うのか実感しましょうというもの。

②は「学校ってどんなところ?」と質問されたらどのように答えるか、という質問。これも親子で答える。

まだ、親子で試していないが、時間を見つけてやってみたい。

 

老婆心ながら

老婆心ながら、もし、我が子が発達障害かどうかで悩んでいるような親御さんで、こういったテストをご自分でやって「ああ、やっぱりうちの子は○○なんだわっ、ううっ」となってしまいそうな方は、読まないほうがいいと思います・・・。 診断ってきっともっと慎重だと思いますし。よりよく子どもに接するための方法が知りたい、というアプローチで手に取る方が健全なように思います。

第一章、第二章 感想

第一章、第二章では、発達障害の会話の特徴やその理由を解説しているが、息子にも私にも当てはまることがたくさんあった。

気が散りやすく話を最後まで聞くのが苦手。私は話が長くなりがち(話がコロコロ変わっていく)。息子は長い話を聞くのが苦手。私、もっと簡潔にまとめていかなければ。

急に話し始める。これ私。いつも周りの人がギョッとするのが分かる。あ、一応気づくんですよ。相手がどう感じているかも推測するしある程度分かる(と思ってる)。でも、どうしていいのか分からない。

●話している最中、(こちらの熱量と支離滅裂な説明に)相手の人が引いてるのが分かる。あ、一応気づくんですよ 。・・・以下同文・・・

会話のキャッチボールにならない。これは息子。質問したこととズレた内容が返ってくることがある。あと、返答までの間が長い。その間、無言で目をあわせてくれないので無視されてるのかと思う。これ、旦那の特徴でもあります(爆)

特に苦手なのはテーマのない雑談。これ私。すっっっっっっごく苦手です。時間の無駄と思っている部分も大きい。

説明が中途半端になる。これ息子。途中で別なことに気を取られてどっかに行っちゃいます。

話を聞いても内容がわからない。これ息子。息子の話は分かりづらい。年齢的なものもあるとは思うが。学校のルールを私が知ってるものとして話を進めていくから、いちいち「それは何?」って聞く感じ。

元の話を覚えていない。これ息子と私。私はさらに加齢も加わり、恐ろしいことになっている・・・

独特のこだわりがある。「スプーンは金属製」といった情報を学ぶと、それを原則のようにとらえる子がいる。これ息子!!!!!!!よくぞ言語化してくれました!思考の柔軟性が足りないと心理士さんには言われました。

●常識がわからない。こだわりがなかなか解消せず、(上のスプーンの例で言うと)「世の中にはいろいろなスプーンがある」といった常識が理解できない。これも息子。。。ほんと、最初にスコーーーーーーンと入った情報で凝り固まって、修正できない。それ以外を認められない。だから勘違いも多い。

独特の言葉遣い。これ息子と私。特に息子はまだ幼いのに難しい熟語や慣用句を多用するなど、年齢不相応で独特の言葉遣いになっている。テレビとか私が使っている言葉を間違って覚えて使う。

言葉尻にとらわれる。これ息子な気がする。さっき「〇〇って言ったよね」って、細かいことの、しかも表面上の言葉にこだわってくる(上手く説明できずすみません)。なんか、違う気がするんだよなぁ。行動に柔軟性がないんだ。

第三章、第四章 感想

第三章、四章は、会話力を伸ばすための具体策。

一応、全て読んだが、私はまだそこまでのレベルに行っていない。まずは、子供の話を遮らずに、楽しんで、説教せず、「聞く」ということができていないので、そこから始めていきたい。

私がああしろこうしろ言い出すと、彼は途端に貝になるし、酷い時は耳を塞ぐし、喧嘩になってしまう。なので、まずは、日常のささいな出来事を、安心して話せる環境作りを目指したい。・・・幼稚園のころから目指しているはずなんだけどなぁ。苦笑

幼稚園のころは、彼の大好きなスーパー戦隊の話ばかり、私は聞きたくないので聞かないでいた。。。その後、うんうんと聞くように変えていったら、すこしずつ、話すことも増えてきたように思う。

今日は、帰ってくるなり「(学校に)新しい子が来るんだって(転校生が来るらしいです)」と報告してくれた。幼稚園時代を思えば、相当な進歩だ。

すこしずつ、すこしずつ、会話力を伸ばしていきたいです。3歩進んで4歩下がる勢いでもいいのです笑

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