推理カードゲームのアルゴalgoで頭は良くなるのか?遊び方、ルール紹介

学研のカードゲーム「アルゴ」、ご存知でしょうか。
書店へ行くと、よく知育系の書籍やおもちゃと一緒に売られているのを見かけるかと思います。
アルゴは「遊びながら思考力・集中力・記憶力がみるみる向上する、大人と子供が対等にプレーできる、21世紀に出現した頭のよくなる推理カードゲーム」だそうです(出典:公式ホームページ)。

「頭のよくなるゲーム」なんて、気になりすぎるっ
私も興味はあるものの、なんとなく手を出せず過ごしていましたが、息子が小学生に上がるタイミングで購入しました。
この記事では、アルゴとは、アルゴのルール、我が家での遊び方や私の感想などを記載していこうと思います。
カードゲーム【アルゴ(algo)】とは
アルゴは相手のカードの数字をすべて推理して当てるゲームです。
相手より先にすべてのカードを当て、オープンさせると勝ちとなります。
推理に必要となるのは”論理的思考力”ですが、特にゲームの前半は直感やひらめきも大事になってきます。
ゲームを通して論理的思考力を向上させることにより、学習能力のアップや脳トレーニングに役立つとしています。
アルゴは、算数オリンピック委員会、東京大学数学科の学生有志、 第一回数学オリンピック優勝者で、大道芸人としても著名な数学者ピーター・フランクル氏らが共同で発明・開発したゲームだそうです(出典)。
ゲームのプレースタイル
ゲームの遊び方はいくつかあります。
- 2人プレー(1対1の対戦)
- 3~4人プレー(ルールは2人プレーと同じ)
- ペアプレー
- 1人プレー
- 詰めアルゴ(新しくなった『アルゴ ベーシック』に冊子として付いています)
我が家では、基本となる2人プレーしかやりませんが、説明書によるとペアプレー(2人でペアを組んで対戦する)が最も面白いそうです。
※この記事では「2人プレー」と「詰めアルゴ」について簡単に紹介します。
アルゴ基本仕様
- 対象年齢:子どもから大人まで
- 対象人数:1~4人
- 所要時間:1ゲーム30分以内
アルゴで使うもの
アルゴカード:24枚
黒カードと白カードが0~11まで各12枚あります。
ポイントチップ:40枚
赤、青、黄、緑の4色のチップがあります。
チップがなくてもゲームはプレーできます。

我が家ではチップを使わず遊ぶことがほとんどです。
重要!カードの並べ方(基本ルール)
ここのカードの並べ方がアルゴの肝となる部分です。しっかり理解しましょう。
![]() | 配られたカードは、自分から見て左から右へ、数字の小さい方から順に一列に並べます。 |
![]() | 同じ数字の場合は、「黒の方が小さい」とします。 |
![]() | ゲーム中、山から引いてきたカードを自分のカードの列に入れる時も、このルールどおりにします。 |
※カードを並べる時は、いつでもこのルールに従わなければなりません。
※カードの状態(伏せている or オープン)に関わらず従います。
詰めアルゴの紹介
「基本ルール」を理解できているか、詰めアルゴの例題で考えてみましょう。
例題:
白と黒の0~11までのカードを使い2人でアルゴをしています。途中で図のようになりました。アとイの数字を当てましょう。
※自分のカードはすべてオープンで表しています。

ア:白3
イ:黒11
他にも、付属の「詰めアルゴパズル問題集」にはレベル1~4まで20問のたくさんの問題があります。
また、以下のサイトでも詰めアルゴの問題が紹介されています。
▶https://www.sansu-olympic.gr.jp/algo/
次に、2人プレーのゲームの仕方について見ていきましょう。
ゲームの準備(2人プレー)
- 黒と白のカードすべてをまぜてよくシャッフルします。
- 1人4枚、裏向きにカードを配ります※
- 残りの16枚を裏向きに山にして中央に置きます。
- 相手に分からないよう、自分のカードを見て「基本ルール」通りにふせたまま並べ替えます。

我が家では、ハンデをつけたい場合、息子にだけ5枚配っていました。

本来は親を決め、親がカードを配るのですが、我が家の場合、だいたい私がカードを配ります。

これが初期状態。
相手のカードが何か当てるとオープンできる。
先にすべてをオープンさせた方が勝ち。
ゲームの進め方(2人プレー)
ゲームは順番に、山からカードを裏のまま引き、相手のカードを1枚指定して数字を当てます。
これを「アタック」といいます。
- カードは「基本ルール」通りにならべ、数字がわからないようにふせて置きます。
- 対戦相手の、ふせてあるカードの数字を推理して当てます。
- 自分のカードの数字と、ゲームを進めていくうちにわかってくる条件をヒントに推理します。
- 相手のカードを先に全部当てた方が勝ちです。
1ラウンドの進め方(2人プレー)
以下の手順にある一回戦を「1ラウンド」と呼びます。
最初は親から始めます。

ゲームは親から始めますが、我が家では親を決めず、息子から始まります。
ジャンケンで決めてもいいですね。
1: 山からカードを1枚引く

山からカードを裏返しのまま1枚引く。
引いたカードは相手に見られないよう、自分だけ見る。

最初のカードとあわせて5枚の数字を分かったことになります
2: 推測(当てるカードを決める)
ゲームの前半は手がかりが少なく、直感を頼りに当てずっぽうで決めることが多くなります。
推測のポイント
推測のポイントは以下の2点!
- カードは、白と黒の各1枚ずつしかない(自分の持っているカードは、相手は持っていない。)。
- カードの並びは「基本ルール」通り(左から右へ小さい順、同じ数字は黒の方が小さい)

ゲームが進んでカードがオープンされていくと、推測しやすくなるよ
3: アタック

引いたカードを裏にしたまま、相手の当てたいカードの前に置き、「アタック、◯!」と推理した数字を宣言しする。
山からカードを引いたタイミングでは、必ず1回はアタックをしなければならない。
4: アタック結果
アタックされた相手は、数字が合っていたら「イエス」、まちがっていたら「ノー」と回答する。
4-1: アタック失敗の場合
「ノー」と言われたら、親はアタックに使ったカードをオープンし自分の列に並べる。
相手のカードはそのまま。
アタックを交代する(相手が「1: 山からカードを1枚引く」から行う)。
4-2: アタック成功の場合
「イエス」と言われたら、相手はアタックで当てられたカードをオープンしなければならない。
当てた側は、続けて以下のA(アタック継続)かB(ステイ)を行う。
4-2-A: アタックを続ける
今のカードを使って、続けて相手にアタックできる。
外れるまで何度でもアタックできる。
「ノー」と言われたら、「4-1: アタック失敗の場合」と同様に、そのカードはオープンして自分の列に並べる。
4-2-B: ステイする
今のカードをふせたまま自分の列に並べ自分のターンは終了、アタックを交代する。
自分の列に並べる時は「基本ルール」に従う。
何度かアタックしてから、最後にステイすることもできる。
1ラウンド終了
交代でアタックを繰り返し、相手のカードを先に全部オープンさせた方が勝ち。
この1回線を「1ラウンド」と言う。
親を交代して合計2ラウンド行う。これが1ゲームとなる。
私の感想
※息子 vs 私の2人プレー中心に行っった感想です。
購入前、すごく難しいのかなぁと思ってたんですが、そんなことなく、ルールはとてもシンプルです。
なので、難しすぎてプレーできないということはないと思います。
感を頼りにプレーできるため、幼稚園児も楽しくプレーできると思います。
とはいえ、当てずっぽうでプレーできてしまうことが、逆にゲームの真の奥深さを味わうのを妨げているように感じます。
例えば、ナンプレ・数独は、難易度によっては、かなりの時間を費やしてウンウン唸ってやる難しさ楽しさがあります。
カードゲームのセット(set)も一人で解くゲームは、かなりウンウン唸ります。
1対1のアルゴはそこまで難しくないといいますか、そこまで深く考えなくてもプレーできてしまう。
ゲーム後に、どこが勝敗の分かれ目だったか、振り返ることもしづらいです。

あ、私の理解が足りないだけでしたらすみません
なので、「頭が良くなる」は否定はしませんが、個人的には、遊び方によっては物足りなくも感じます💦
しかし、息子は私に勝てることがあるので、好きなゲームの一つになっています。

個人的に思ったのは、意外と記憶力も必要です♫(対戦の場合)
私としては、詰めアルゴをあーでもない、こーでもないと言いながら親子で解く方が好きかもしれません。
いくつもの遊び方のあるアルゴ、おうち時間の充実にはとても良いゲームだと思うので、ご家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。
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