麹町中学校のような学校が増えて欲しい!宿題、定期テストを廃止した真意とは?カンブリア宮殿②

前回の①からの続きです。ここでは、担任制の廃止について、自律について紹介しています。また、私自身の感想も書いております。

担任制の廃止

例えば、8人の先生全員で 3年生の学年全体を担当する。この方式は学生からも好評だ。話しやすい先生を選べるし、話す内容によって先生を選べるから、相談もしやすくなるのだ。

麹町中学の目標: 自律した中学生を育てる

自律、尊重、創造の3つが教育目標として掲げられていた。中でも、最も重視しているのが「自律」。

自律:自分で考えて判断して行動できる力。社会に出たとき最も必要だと考えている。

細かいルールは必要ない

細かいルールがあると、ルールを守らせるという手段にこだわってしまう。手段が目的になってしまい、それは時間の無駄だと言い切る工藤校長。

校則

自律に繋がらない校則は全て廃止した。例えば、「耳にかからない中学生らしい髪型とする。」「化粧・マニキュア等をしない。」など。

また、服装や髪型について、生徒が自由を求めたから自由にしてあげているわけではない。自律に繋がらない校則は、それに従わせることを無駄と考えているため、時間がもったいないから、廃止したという論理だ。

授業の仕方

授業中の学びの手段やその中身も自分で決める。教科書・ノートを使う子もいれば、タブレットを使う子もいる。また、やることをやっていれば問題ないと自分で判断し、余った時間で塾の課題をこなしている生徒も番組では紹介されており、先生も「全然、問題ないよ」としていた。

これも、「自律」を育てる一つの方法だ。

生徒に権限を与える:体育祭

工藤校長は、生徒に権限を与えた。例えば、体育祭。 「全員が楽しめる体育祭」という目標だけは設定し、競技内容の決定権を生徒に譲渡した。足の病気で走れない生徒がいたが、全員で参加できる競技を考え「畳に乗る競技」を思いついた生徒たち。生徒たちは競技種目を見直し、アイデアに富んだ種目を考えた。結果、体育祭は大成功を収めたという。

親からの進路相談では

麹町中学を卒業して高校に行った生徒から大学を選ぶ時に相談される。その中には、「子どもが料理の道に進みたいと言っているがどうすればいい?」という親からの相談もある。助言するのは1つだけ。親が言ったことで進路を変えたら、子どもは一生後悔する子どもが後悔しない生き方を支援するのが大事

「職業を選ぶ」ということは、自分の道から選択肢を捨てること。何かを選ぶのだから捨てることになる。勇気を持って「捨てること」は大事な作業。専門の世界でうまくいかず違う道を選んだ時にもその能力が必ず生きる。大人になればみんな知っている。「道を狭めた方が可能性が広がる」と知っているのに、大人は逆のことを言う。「狭めてもいいのか?」と。不安だから。でも、その親が「子どもを後押しするようになる」のが麹町中学の良さ。

感想

全国的にこういう中学校がもっと増えて欲しいなぁと思います。

とはいえ、一つだけ思う所があります。

無駄なことは排除という理論の気をつけるべき点

以前、私自身の性格として、とても鋭いママ友から「無駄が大嫌いだよね」と指摘されたことがあります。 プログラマーとして働いていた経験からか、無駄は排除したいし同じことはしたくない。シンプルが一番良い。なので、私個人としては「無駄なものは排除」という考え方は大好きなのです。

しかし、ここで気をつけなければならないことがあると思います。「何を無駄とするか」という点です。この価値観が非常に大切になってくるのではないでしょうか。この価値観をすり合わせる議論が、(一見、とても無駄に見えるけれども)一番重要だと思います。

息子が通っている小学校では、命令・ルールに絶対服従

子どもが通っている小学校は、一般的な公立小学校。どちらかというと、昔気質な価値観を大切にしています。というと聞こえがいいですが、少なくとも、1,2年生に関しては恐怖で統制している。ここは軍隊の訓練所か?罪人の収容所か?と思うほど、事細かにルールが決まっており絶対服従。ルールを守ることが目的になっています。

実際、先生方が大変なのはとても良くわかります。子どもの数に対して先生の数が少ないので、ルールが必要なのも重々承知の上なのですが、しかし、それを守ることが目標になっていて、なぜ守らなければいけないか、うちの子は全く理解できていない。だから応用も効かない。あ、応用が効かないのは、柔軟性に欠けるうちの息子だけかもしれませんが・・・

決められたことを守るのって、すごく簡単だし楽なんですよね。自由は難しい。自分で決めることは責任も伴うし、とても難しいと思います。でも、それを小さいうちからさせてあげたい(幼稚園は、させてくれる所を選ぶことができました)。

以下、番組に戻って:

どこの組織に行っても最初に感じるのは、「人のせいにする」という印象。子ども達だけでなく日本中が人のせいにする。「組織が悪い 上司が悪い 政治が悪い」と批判だけしている。その理由は教育に元々の原因があって、教育を変えればきっと社会が変わると思っている。

「自律」に関して私の経験

以下は、自分の経験から感じていることなんですが、

社会に出るまでに、自分で自分のことを決定できる、自律して自分で考え判断し行動できる、結果の責任も(ある程度)取れる・・・こういう能力が必要になると思います。自律できないと、自分自身の人生を自分で生きている感覚を得られないと思います。私自身、親が進路を決めた形となり(貧乏だったのに、絶対に大学にいけ、でも、塾代は出せない。浪人も禁止。受かった大学から、こっちへ行けと決められた形)、まぁ、それを恨んでいます。。。でも、当時の私は自分では決められなかったかもしれない。そして、人生で上手くいかないことがあると、親のせいだ!となるわけです。いつまでたっても、自分の人生を自分で決めることができない。それに気づいたのが30歳も目前。親の反対を押しのけて、会社を辞め、語学留学しました。ここが私の反抗期だったのかもしれません。それまでは就職後の一人暮らしも禁止され、結婚相手も反対され(その後、違う理由でその相手とはお別れしましたが)、ずっと自分では何もできない感覚を持っていました。留学も反対されましたが、「いつになったら私は私の人生を生きることができるんだ!」とキレて半ば強引に決めてしまいました。

もっと早い段階で自分で自分の人生を生きる経験があれば、もっと上手に人生設計できたかもしれないし、もっと効果的な留学ができたかもしれない。いろいろ反省や後悔もありますが、でも、留学したことは自分で決めたことなので、誰のせいにもできない。反省する部分もありますが、とてもすがすがしい反省ですし、得た英語力は微々たるものですが、今のパートの職種につながっています。とても遠回りしましたが、今まで経験したことが今に繋がっているように感じています。工藤校長が番組の中で仰っていることは、身にしみて実感できます。

息子の中学校は・・・

小1息子が通っている現在の学び舎は、私が逃げ出したくなるような軍国主義環境。息子は疑問も抱かずに、でも「学校は楽しくない、面白くない」と言いながら通ってます(彼の情緒は大丈夫なんだろうか・・・)。

せめて、中学校は良い環境を自分で選択できる選択肢を提供してあげたいと、親としていろいろ思う所です。

とはいえ、彼の特性(性格?)では、もしかしたらこういった学校でやっていくのは難しいかもしれない (彼はとても「自由」が苦手です) 。。。今後も情報をリサーチしていきたいです。

長文にお付き合い頂きまして、ありがとうございます。

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