始業式に思う発達凸凹息子の最大の課題:朝の支度ができない。
うちの子の問題はいくつかありますが、その中でも最大の問題点は、朝、準備ができず、なかなか家から出られないことでした。過去形で書くのは、そう、成長したら改善したからです!(動作がとてもゆっくりな点はまだ課題だし、ここは個性だと思っています)。
小1息子の2学期の始業式にあたり、思うところを書いてみます。

息子の最大の課題:朝の支度ができない
息子の最大の課題は、朝の支度ができない・・・幼稚園入園前からそうでした。2歳を過ぎて発語もあり、もう大丈夫かなと思った私が発達相談にあらためて電話したのもこれが原因でした。
外には本当に行きたい!支度が終わった後のご褒美のTVは本当に見たい!その気持ちにウソはない!なのに、外に出られない!
理由は、推測するにだいたい以下のようなもの:
- 目についたものに注意がそらされ、遊んでしまって支度が進まない。
- トイレに入ったら、アタマの中でトーマスや最近では戦隊モノの一話が流れてしまって、ブツブツ言い続けて支度が進まない。(エコラリアってヤツでしょうか)。
実は私も全く同じなんですね。あ、ブツブツは言いませんよ(笑)
私も、家から出たい、でも目についたことをやってしまう、やりたいことをやってしまう。いつも遅刻(私の場合、診断がバラバラで「疑い」で止まってる感じです)。

2019.08.18
これね、本当に大変。
生活に支障が出ますから。
普通の人にはなぜ治せないのかわかりませんよね、私もそう思いますもん、息子を見ていて。笑える。根性論で改めさせられると思いますよね。躾の問題でしょ、って。
でも治らない。
気がつくと、他の事に気を取られるんです。
気がつくと、すごく時間が経ってるんですよね。
タイマー使ったり、リストを作ったり、イロイロ方法は試したんですけどね。
まぁ、治らないから支援が必要なんでしょうね。
治したいわけじゃない
私は「治したい」わけじゃないんです。というか、治らないと思ってる。
もちろん、息子の頭の中をいじくって、気が散る性質を副作用なしに治せるんであれば考えるかもしれませんが、今現状、そういうアプローチはないですよね。
将来的に本人が、こういう特性があるということを知った上で、どう生活していくか。
どう工夫していくか。
特性はしょうがない、気を取られることがあってもしょうがない。じゃぁそれを治さずに、問題にならないようにするにはどうするか。
それを、なるべく幼いうちから習得してもらいたいわけです(何かを矯正するのは、幼い方が たやすいから)。
私は、(たまたまの部分が大きかったですが)フレックス制を導入している会社に入社することができました。それでも大変でした。朝は駅まで歩くと遅刻するため、よくタクシーを家まで呼んでましたよ。どこぞの重役だ!タクシーは良い方法ではなかったですよね。もっと工夫すべきでした。当時は自分自身の分析が足りなかったし、自分はなんてダメな奴なんだ、で終わってました。
療育は役立たなかった
診断書がなくても療育は受けられる自治体なので、OT(作業療法)、SST( ソーシャルスキル・トレーニング )は発達相談センターで受けさせてもらいました。
でも、幼稚園時代ははっきり目に見えた形では変わらなかったですね。
まぁね、自治体がやっているような療育(すみません)に行った所で、息子の問題は簡単には解決できませんでした。
というか、息子のようなグレーの子、集団の中では問題のない子をどうにかしてくれるようなプログラムでは、元々ありませんでした。
小学校までにはなんとかって思ったんですが。
もっと違うアプローチをするべきだったなぁと後悔しています。
そのための療育だったんですが、療育じゃぁそんなことはサポートしてくれませんでした。心理士さんにも訴えたんですけどね、「それなら、ここの機関がいいんじゃないんですか」というようなアドバイスもなかったです。
ペアレント・トレーニングも受けました
私自身の育児に問題があるのかなと思い、ペアレント・トレーニングも受けました。
とても役立ちましたが・・・。
だからといって、朝の支度が上手く回るわけではなかったです。
悪のスパイラルを断ち切りたい
朝が遅いと家族がイライラする → 叱る → 子どもの自己肯定感が下がる
正直、もうこの悪のスパイラルを断ち切れれば良しとしたい!なのに、なんで上手く回らないのだろうか。
私自身も克服できていない、朝の支度問題(時間を守る問題)。もう少し戦略的に考えなければ…。まずは自分を…と思うから、なかなか進捗が上がらない。少しは成長できるといいな。
後日談、朝の支度
なんと!だいぶ改善!!!
親が何も言わなくても全部自分でできる、という日は1日くらいしかありませんでしたが、私が気が狂ったように怒りまくらなくても大丈夫になりましたyo。ハレルヤー!!!

2019.09.03

2019.09.13

2019.09.18
単に息子が成長しただけなのか、私のこれまでの努力が実ったのか・・・。息子の脳みそが成長したんだと思います。
とはいえ、私のしてきたことをまとめてみます。誰かのお役に立てるかもわからないので。
振り返ってみてよかったなぁと思える方法
できた時に盛大に褒める(認める)
乳幼児のトイレットトレーニング然り。
できる時を「忍の一字」でひたすら待ち、できた時に間髪入れず盛大に褒める、認める!
これに尽きると思います。
褒めたからって、翌日にはまた出来なくなってるんですけど、また、いつかできる時が来る。その時にまた認める。
叱りつけたくない、叱っても効果がない場合、もう、これしか方法がないと思う。。。
お支度表:定番のホワイトボード
絵カードをマグネットに張って、ホワイトボードに順番通りに並べて、出来たら移動する or できたよマークを置く などの、いわゆるお支度ボードを作りました。2歳から行っていました。
これも、即効性は低いですが、とりあえず、やらなきゃいけない朝の行動を頭にインプットすることは可能でした。
残念ながら写真は残っておらず。
私が行ったその他の方法
できたねシール
こちらも定番の、支度が出来たらご褒美シール。
支度が全部できたらテレビを見てもいい
ご褒美を設定すること、しかもテレビであることに躊躇はありましたが、これで支度がスムーズにできるんだったら、私の場合は無問題!
でも、結局、テレビのご褒美では幼稚園時代は続きませんでした。
ほとんどできなかったけど、やればよかったと思ったこと
通園バスなどの事情を一回、無視する
遅刻しても良い、という腹をこちらが括る。通園バスに乗れなかったら親が送るわけですが、それで良いと割り切る勇気。
私自身、ここの割り切りができませんでした。反省です。
書籍の紹介:
幼児期の療育では後悔しかなかった訳ですが、私が参考にした書籍の紹介をさせてくだされ。良い本との出会いがありましたよ。
きちんとレビューを書きたいと思ってますが、取り急ぎ:

2019.12.17

2019.12.17

2019.12.17
▼すみません、うちには不要な書籍でしたが、載せておきます:

2019.12.17
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